今日の隣りの席

すやすや

・・・

・・・

・・・
南風
「や、ややもおいで!」

ぐぅ
ロフトベッドで寝るようになってから、ヨレがまた新しい起こし方をするようになりました。
夜が明けるとベッドの階段をゴルルル言いながら駆け上がって来ます。そして階段の一番上に来て、私の頭頂部に向かって「ショヘー」と声をかけます。
枕から顔だけ起こすと、こんな感じで待っているヨレと目が合います。

ヨレ
「朝だよ」

ヨレ
「写真はいいから早く出ろ!」

ヨレ
「降りて〜!」
「まだ無理・・・もうちょっと待って」と言いながら腕を伸ばしてヨレの頭を撫でると、ヨレが気持ちよさそうにその場にしゃがみ込むので、もっと腕を伸ばして背中を撫ではじめると、ヨレはサッと立って私の腕にかじり付きます。痛くはないんですが・・・これですっかり目が覚めます。
私が起きると恒例の朝のおおはしゃぎ。
私も体が暖まってきて、ヨレの用事を済ませてから自分も朝ご飯を食べて掃除したり洗濯したり・・・そして着替えに再びヨレ部屋に戻ると・・・

あ・・・

なんかズルイ〜〜!!!

ヨレ
「ねぇ、そこでおばあちゃんが食べてるの、何?」
南風
「あぁ、あれはタコ焼きみたいね」

ヨレ
「タコ焼き・・・」

ヨレ
「タコ焼きはいいや・・・」
そんなこんなで父の帰宅を待つうちにすっかり眠ってしまいました。

zzzzZZZZZZZzzzz

zzzzzZZZZ(おいしいやつを)ZZZzzzzzz…..
・
・
・
帰ってきた父が玄関で叫んでいます。
南風父
「ヨーレチン! ただいま〜!」
南風
「おかえり〜」
南風父
「あれ!? 出迎えがないぞ!」
南風
「寝てる〜」
父が茶の間まで入ってきました。

ヨレ
「アッ! ボヤボヤしてました!」ムックリ
いつもはここですぐにおいしいヤツの味見ができるのですが、今日はその前に熱燗の支度に取りかかりました。
その間、ヨレはまた座り直してジッと待っています。
・
・
・
南風
「はいはい、お待たせ。今あげるよ。」

南風
「ハイ!」(メロン)
ヨレ
「・・・」

南風
「モグモグ・・・んじゃこれ、ハイ!」(オレンジ)
ヨレ
「・・・」

ヨレ
「全然面白くない」
南風
「モグモグ」

南風
「んじゃこれ、ハイ!」(マグロ)
ヨレ
「ヲッ!」

ぺーろぺーろ

ジーーーーーーーーッ
【本棚の上】

ペーロペーロ

ペロ〜ン

ヨレ
「寒さむっ! 寝よ寝よ!」
南風
「あったかいとこもあるのに・・・そこの窓、閉めようか?」

ヨレ
「いーの!」

ヨレ
「すぐあったかくなるの!」

スヤスヤスヤ
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