怒涛の日々が終わる

南風
「ヨレ、姪ちゃん帰っちゃった。もう来ないよ。」

・・・。

ヨレ
「元気出せ。」
南風
「うん。」
・
・
・

ヨレ
「なんだよ。甥はまだいるのかよ。」
南風
「帰っちゃったのは姪ちゃんだけだもん。」

・・・。

バリバリバリバリバリ
南風
「甥くんも明日には帰っちゃうもん。」

南風
「ヨレ、姪ちゃん帰っちゃった。もう来ないよ。」

・・・。

ヨレ
「元気出せ。」
南風
「うん。」
・
・
・

ヨレ
「なんだよ。甥はまだいるのかよ。」
南風
「帰っちゃったのは姪ちゃんだけだもん。」

・・・。

バリバリバリバリバリ
南風
「甥くんも明日には帰っちゃうもん。」
今日で姪が自宅に戻ることになりました。日課になっていた姪との散歩もこれで最後です。
姪が跨るピンク色のキティちゃん号をガラガラと押しながら、近所を一周します。
最近猫を全然見かけなくなったので、今日も誰にも会えないかな~と考えながら、カツラの飼い主さん宅の前を通りかかりました。
すると、庭で水玉一家の誰かとミエテル君が寝ているじゃないですか。ちらりとしか見えませんでしたが、ちょっと嬉しい。
更にガラガラと道を進むと、目の前を誰かが走りぬけました。

お?

キュンちゃんじゃないの! 久しぶり! こっちの方にいたのかぁ。
キュンちゃんはド派手なキティちゃん号を警戒しながら、小走りに逃げていきました。
すると、そのキュンちゃんを威嚇するように追いかける三毛猫が。何度か空き地に顔を出したことのある首輪をつけた三毛猫です。
キュンちゃんも立ち止まって振り返って唸り、女同士の戦いが勃発。最悪、キティちゃん号で突入して解散させねば、と思っていた矢先に、すぐ目の前の家からお婆さんが出てきて、「たまちゃ~ん、ご飯よ~。」と三毛猫を呼び戻しました。
三毛猫たまちゃんは、犬も飼っているお宅の猫でした。大発見。
そして、姪と「あのたまちゃんと、私がいつも言ってるωちゃんは、意味が違うんだよ~。」なんて話ながら、散歩の続きを楽しみました。

くろべぇみたいに

ろくも日向ぼっこしてみよう?

ろく
「リードいらない。傍から離れないから。」
南風
「信じられるかカンガルー。」

ん?

くんくん

フガフガ
南風
「まだ匂いがするとしたらお前の匂いだ。」

ぴょん

ヨレ
「あれ見て。カー公がんばってる。」
南風
「ホントだね。」

ヨレ
(しめしめ・・・。)
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