グルッと雨

南風
「雨じゃベランダ出れないねぇ。」
ヨレ
「・・・」

ヨレ
「こっちの窓を開ければいい。」

ヨレ
「こっちも雨だった・・・」

南風
「雨じゃベランダ出れないねぇ。」
ヨレ
「・・・」

ヨレ
「こっちの窓を開ければいい。」

ヨレ
「こっちも雨だった・・・」
南風
「ただいま〜!」

ヨレ
「うるさいよ。」

ヨレ
「こっち向けんなよ。」

ヨレ
「やめろよ。」

ヨレ
「・・・」

ヨレ
「バサバサにしてやるっ!」

やや
「いらっしゃいましっ!」

やや
「撫でる?」

南風
「撫でるよ。」

やや
「うへへぁ」カプッ

南風
「これする?」

やや
「する〜!」

やや
「エヘへ」クイクイ

やや
「ホワ〜〜〜〜ン」

やや
「エヘへ」クイクイ

ヨレ
(水出す?)

ヨレ
(空だ・・・。)

ヨレ
(???)フガフガ
ヨレが何かを一生懸命嗅いでいるので見てみると・・・

種のようなものが沢山落ちていました。トリッコが落としていったようです。

ヨレ
「さ〜て、今日も食べるよ!」

ヨレ
「ちょっと邪魔なんだけど!」
南風
「そうですかい。」

モシャモシャモシャッ

南風
(足がたまんない・・・)
草に夢中なヨレが、突然食べるのを止めて手すりに飛び上がりました。

南風
(私の下心が聞こえたか!?)

ヨレ
「あそこ〜〜〜!!!!!」

南風
「ん?」

南風
「わ〜! 三毛だぁ!」
このまましばらくこの三毛ちゃんの全身が見えるまで眺めていようと思いましたが、ヨレがブルブル震えつつ、行く気満々、飛び下りる気満々になりすぎてしまったので、観察を断念して室内へ。
外に出て三毛ちゃんのいたあたりを覗いてみましたが、もうどこかへ行ってしまっていました。
震えながら近寄りたがるって、一体どんな心境なんだろう?
南風
「ヨレ、落ち着いた?」

ヨレ
「何が。」

南風
「三毛ママかと思った?」

ヨレ
「何が!」

はふぅ・・・
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